バドミントン女子シングルスのリオ五輪金メダリスト、カロリナ・マリンは、右膝の大怪我の治療をしていましたが、2019年10月のデンマークオープンで復帰しました。この記事では、カロリナ・マリンが怪我から復帰で東京五輪のメダル争いはどうなるかや、カロリナ・マリン選手の身長や過去の戦績をまとめました。
怪我から復帰したカロリナ・マリンは東京五輪のメダル争いに加わるか
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カロリナ・マリンは、女子バドミントンシングルスの選手です。
カロリナ・マリンのプロフィール
国籍 スペイン
出身地スペイン・アンダルシア州ウエルバ県ウエルバ
年齢 1993年6月15日生まれ
身長 172㎝
身長は172cm。
日本のバトミントン選手は、佐藤 冴香選手が170㎝ですが、山口茜選手や福原は156㎝です。
出身地のウエルバ県ウエルバはスペイン南端で大西洋に面し、首都マドリードまで電車で4~5時間かかります。
人口15万人ほどのこの町で生まれ、14歳まで育ちました。
14歳の時に、コーチを頼って単身で首都のマドリードに移り住みます。
▼子供の頃(左)この頃からひょうきんですね!▼
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カロリナ・マリンの主な大会の戦績
🥇世界選手権優勝 3回 (2014、2015、2018年)
🥇ヨーロッパ選手権優勝 3回 (2014、2016、2017、2018年)
圧倒的な強さですね。
オリンピックを含む大きな大会で何度も金を獲得しています。
大きな試合をものにする勝負強さを持ち合わせた選手です。
とはいえ、オリンピックの表彰台の涙には万感の思いが感じられ、こちらも胸が熱くなります。
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う~ん、いい笑顔♥♥
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カロリナ・マリンが負った大怪我
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リオオリンピック後、順風満帆とは行かず2019年1月27日インドネシア・マスターズの決勝で、右膝の十字靭帯断裂という大怪我を負いました。
8月には世界選手権、翌年には東京オリンピックと連覇がかかる大試合が控えている26歳での大怪我となりました。
診断は全治6か月、8月の世界選手権が危ぶまれる状態でした。
この時、カロリナ・マリン選手はツイッターで
「最も厳しい戦いに備える時。でも間違いなくさらに強くなって戻ってくる」
そして、
「時にはこんなことも起こります。」とし、励ましのメッセージをくれたインドネシアの人々にお礼と、「私はインドネシアが大好き」とつぶやいています。
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スポーツで怪我をするリスクは付き物ですが、こんなコメントがすぐできるとは!
しかも、ベッドで笑顔です。前向きなんてぇもんじゃない、大物!!ですね!
下の写真は、怪我から4日目。退院して自宅にいます。
Day 4 – Home sweet home 🏠💐 Thank you so much to everyone, your messages make me stronger! ❤
Día 4 – Hogar dulce hogar 🏠💐 Gracias a todos, vuestros mensajes me hacen más fuerte! ❤ pic.twitter.com/eeTzITUKDQ
— Carolina Marín (@CarolinaMarin) February 1, 2019
4日目。ホーム スィート ホーム。皆さんありがとうございます。皆さんからのメッセージが私を強くしてくれます!
カロリナ・マリンのリハビリや復帰は成功か
7ヶ月以上かけて療養とリハビリをしましたが、2019年8月の世界選手権を見合わせ、棄権しました。
「リハビリは順調。大会復帰は9月まで待つことにしました」とコメントし、焦らず完全な復調をしてから試合に復帰する道を選びました。
この下のツイッターの動画は、怪我をしてから復帰までの記録を短く編集したものです。
痛めた右足を台の上に置いてシャトルを打つ姿は痛々しいですが、アスリートの強さも感じます。
▼リハビリの経過がわかる動画(約50秒)▼
Día 130 – Creo que no se me ha olvidado cómo se jugaba a esto
Day 130 – I think I haven’t forgotten how to play this #PuedoPorquePiensoQuePuedo pic.twitter.com/BValTz773t
— Carolina Marín (@CarolinaMarin) June 8, 2019
そして、満を持して2019年10月のデンマークオープンで試合復帰を果たしました。
<デンマークオープン>
2019年10月15日~20日
準々決勝で奥原希望に敗れた
<フランスオープン>
2019年10月22日~27日
🥈決勝で韓国のAN Se Young選手に敗れ銀メダル獲得
<Ecogreen Syed Mobi国際テニス大会>
2019年11月26日~12月1日
🥇決勝でタイのChaiwan選手を破り優勝
<イタリアンインターナショナル>
12月12日~15日
🥇決勝でインドのRituparma選手を破り優勝
<マレーシアマスターズ>
2020年1月7日~12日
🥉準決勝でタイのTzu Ying選手に敗れ3位
<インドネシアマスターズ>
2020年1月14日~19日
昨年大怪我をしたインドネシアマスターズに出場できたことは、本人にとって大変感慨深いものだったことが感じられます。
▼インドネシアマスターズ出場▼
What a feeling to play again in this court! 🔥 Thanks for all your love ❤🇮🇩
Qué sensación jugar de nuevo en esta pista! 🔥 Gracias por todo vuestro cariño ❤🇮🇩#PuedoPorquePiensoQuePuedo pic.twitter.com/PTKtxKukHW
— Carolina Marín (@CarolinaMarin) January 15, 2020
再びこのコートでプレイできるのは感慨無量です。皆さんの愛に感謝します。
カロリナ・マリン選手は、怪我をしっかり治して復帰してきました。
精神的な焦りも感じられず、とても落ち着いて、勝負に集中できる選手ですね。
そしていきなり、国際大会で優勝2回、2位1回、3位1回の成績ですから、東京五輪でのメダル争いに絡むのは間違いないでしょう。
カロリナ・マリンの絶叫がうるさい
選手の絶叫をどう捉えるか
カロリナ・マリン選手は点が決まると絶叫することが多く、その声がとても大きいです。
SNSに「マナー違反では?」という書き込みもありました。
下の動画はリオの決勝戦のクライマックスです。(2分10秒)
48秒のところで叫んでいます。いつもこんな叫び方をします。
1:10では、試合の勝負が決まったのでここで叫ぶのは当然ですね。
Aquel momento, aquella sensación… Hace tres años
That moment, that feeling… Three years ago pic.twitter.com/keInPdBQqr— Carolina Marín (@CarolinaMarin) August 19, 2019
オリンピックの決勝戦は観客の興奮度も高いので、叫び声が目立たないですね。
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マリン選手、プレーはきらいではないのですが、
ちょっとうるさいです。マナーを改善してほしい。#バドミントン#オリンピック#女子シングルス#カロリナマリン— ミスター・マスタード (@27ymM12) August 18, 2016
卓球の張本選手の「チョレイ!」も、うるさいといわれSNSがバズッたようです。
私もテレビで見ていて、大きな声の絶叫が、ちょっと耳障りだなーと思ったことはあります。
でも、試合が白熱し自分も興奮して、観客も興奮のるつぼみたいになると選手の声が気にならなくなるのですよね。
選手の立場になってみると、試合ではいつも興奮状態なわけで、自然に声が出てしまっているのでしょう。
審判が注意する基準が客観的に設けられて、それに従って目に余る場合は注意が出れば公平なのだと思います。
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絶叫がカロリナ・マリン選手のトレードマークになっている
カロリナ・マリン選手の国スペインでは、絶叫が彼女のシンボルになっているようです。
2019年11月1日に発表された、カロリナ・マリン選手のウェブサイトの新しいロゴは、吠えるライオンの横顔です。
これはもう、彼女の絶叫が多くの人達に受け入れられているからこそと思われます。
▼新しいロゴ▼
▼絶叫する横顔がサイトのオープニング画面▼
下のようなインスタ投稿もありした。
カロリナ・マリン選手の絶叫が嫌だという書き込みではなく、応援しています。
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彼女が試合を治めに戻ってきた。デンマークオープンで、またものすごいトーナメントをしている🔥😍
それにしても、よく似た画像を探してきますね!
対戦相手や他国の文化に敬意を示すカロリナ・マリン
対戦相手への敬意や友情が感じられるつぶやき
▼奥原選手&リオ銀メダリストインドのプサルラ選手と▼
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下のツイッターで”Thanks for all your support ❤”と書いているように、いつも試合の後で、開催国にお礼を書いています。
Great feelings today! Tomorrow: semifinals!! 🏸🇲🇾
Thanks for all your support ❤Sensaciones geniales hoy! Mañana: semifinales!! 🏸🇲🇾
Gracias por todo vuestro apoyo! ❤️#PuedoPorquePiensoQuePuedo pic.twitter.com/NqVMMyqCcs— Carolina Marín (@CarolinaMarin) January 10, 2020
▼奥原選手に慕われている感満載▼
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ツイッターでは、「ありがとう」と書くときに相手の国の言葉で書いたり、その国の民族衣装を着た写真がアップされたりしています。
▼インドチームと共に。全列左から2番目▼
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このチームとこの国への愛を持って🏸いつも💛
アジア勢が優勢で、欧米の選手が少ないだけでなく、アジアで大会が開催されることが多いバドミントン競技。
そんな中で、柔軟に環境になじもうとし、自分とは違う文化も尊重するカロリナ・マリン選手に好感を抱きました。
肉体もメンタルも強そうなのに、力が抜けていて明るくてひょうきんな印象で可愛いです!
2020年、カロリナ・マリン選手はもちろん、日本選手、他のバドミントンの選手の皆さんが試合で全力を発揮して、良い試合ができることを願います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。