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シェリーアン・フレーザープライス(短距離・ジャマイカ)は出産後も凄い!経歴は?

カラフルな髪がトレードマークのジャマイカ代表シェリーアン・フレーザープライス選手。北京・ロンドンオリンピックの100mで連覇を果たしています。2017年8月に男児を出産し、その後も選手として、ジャマイカのヒロインとして力を発揮し世界の女性アスリートを牽引する存在です。

この記事では、シェリーアン・フレーザープライスの出産後の競技成績や、困難を乗り越えてきた生い立ちとマルチな経歴をインスタ画像で紹介しながらまとめています。

シェリーアン・フレーザープライスのプロフィール

 

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プロフィール
国  ジャマイカ
年齢 1986年12月27日生まれ 34歳
出身 ジャマイカ キングストン
身長 152㎝
愛称 ポケットロケット、ロケットマム

フレーザープライス選手はこんな人

◆ リレーも含めオリンピックのメダル6個を持っています。100mで北京、ロンドンオリンピック1位、リオで3位。200mではロンドンで2位

 

◆ 2021年6月に、100mと200mで世界歴代2位の記録を出し、活躍が期待されます

 

◆ 4歳になる男の子と夫に愛情を感じ、子供の成長に励まされながら競技生活を送っています

 

美容製品と美容院のブランド”レディー・シェリー”のCEOを務めています

 

ポケット・ロケット財団を設立し、経済的な援助を必要とする若いアスリートに奨学金を出し援助しています

 

◆ 子供の頃の貧しい生活を乗り越えたフレーザープライス選手は、ジャマイカで人々に希望を与える存在として尊敬され、銅像が建っています

フレーザープライスの現在の競技生活と成績

フレーザープライス選手は、2011年に10歳年上のサッカー選手と結婚し、リオオリンピックの後、妊娠し出産しました。

フレーザープライス選手は妊娠した時、陸上選手としては不安もあり神経質になったそうです。

ですが、今は息子に強い走りを見せたいという気持ちが湧き、息子のZyon(ジオン)君の成長を自分の力にしながら競技も頑張っています。

フレーザープライス選手のスピードはロケットに例えられていて、ジャマイカでは”ロケットマム”と呼ばれています。

  • 2016年 29歳 リオオリンピック出場
  • 2017年 30歳 息子Zyonを出産
  • 2018年 31歳 出産後の100mの記録 10.98秒
  • 2019年 32歳 世界リレー2019に出場。3位
  • 2019年 32歳 世界陸上選手権(ドーハ大会)100m優勝、4×100m優勝
  • 2021年 34歳 100m自己ベスト10.63秒、200m21.79秒を記録(どちらも世界歴代2位)

ダイヤモンドリーグのローザンヌ大会
出産23か月後で10.74秒を出し優勝!

フレーザープライス選手のライバルはこの選手
ディナ・アッシャースミス(英・短距離)のインスタ画面が可愛い!経歴もチェック!

フレーザープライスの経歴と競技以外の実績

美容関連会社”レディー・シェリー”のCEO!

2014年、キングストンに美容院を開き、その後経営規模は拡大しています。

ブランド名は“レディー・シェリー”

オーガニックの美容製品の販売や、ヘアの他、マッサージやネイルも提供する美容院を展開しているようです。

大会に出るたびにカラフルな髪で疾走し、おしゃれに関心がありそうですものね!

 

どうりで。いつもカラフルヘアだなぁと思ってました! 

会社でお仕事
フレーザープライス選手らしいヘアでCEOのお仕事をしていますね。

 

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アスリートを支援するポケットロケット財団を設立

 

 

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財団設立者らしいメイクにしていますね!

財団では、アスリートを経済的に援助

志があるのに経済的に恵まれない若いアスリートに、授業料だけでなく交通費や昼食代まで含む奨学金を出しています。

フレーザープライス選手は国の英雄

フレーザープライス選手は、ジャマイカの誇りであり人々の希望のシンボルになっています。

貧しさに負けず努力してオリンピック連覇者となり、更に多くの人のために努力するフレーザープライス選手ジャマイカ国民の尊敬を集めています。

銅像まで建っていて除幕式にはジャマイカの首相が出席しています。

 

日本の国民栄誉賞を超えていますよね! 

フレーザープライスの生い立ち

幼少時代は、ジャマイカの首都キングストンのスラム街に住み、大変貧しかったそうです。

勉強はできたけれど、経済的な理由で進学をあきらめかけました。

ところが、資産家の女性が表れて必要な費用を出してくれて学校に通うことができたそうです。
まるで足長おじさんですね。

その経験が、財団の設立に結びついたと言えるでしょう。

陸上競技も、身長が低いため短距離でこのような成果が出せるとはだれにも期待されませんでした。

様々な試練を乗り越える努力を重ねてここまで来たのが、シェリーアン・フレーザープライス選手です。

フレーザープライス選手の経歴
1986年  0歳 ジャマイカの首都キングストンに生まれる
スラムで貧しい生活を送る
2002年 15歳 授業料が払えず進学を断念するところを、資本家の援助を得て、進学・卒業を果たす
2003年 16歳 ジャマイカの全国高校選手権に出場。100mで7位入賞

2006年 19歳 ジャマイカ工科大学入学

2008年 21歳 北京オリンピック100m1位

2009年 22歳 100mのジャマイカ記録を13年ぶりに更新

2010年 23歳 歯痛で飲んだ鎮痛剤がドーピング陽性反応となり、2011年1月まで6か月の出場停止処分

2011年 24歳 結婚。相手はサッカー選手

2012年 25歳 ロンドンオリンピック100mで1位。連覇を飾る。200mで2位

2013年 26歳 世界陸上モスクワ大会でで100m、200m、4×100mリレーで3冠を達成

ポケット・ロケット財団設立

2014年 27歳 キングストンに美容院をオープンさせる

2015年 28歳 世界陸上北京大会 100m1位

2016年 29歳 リオオリンピック 100m3位

2017年 30歳 男児出産

2018年 32歳 競技大会復帰

2021年 34歳 東京オリンピック出場

幼い頃の自分の境遇の辛さや、援助してくれた人への感謝を忘れず、今度は自分が人の役に立とうとするフレーザープライス選手が国民に愛されるのが良くわかります。

 

それにしても、活躍がマルチで気力とパワーが凄い!

いつも笑顔のフレーザープライス選手。
東京オリンピックでの走りが楽しみです。