テレビで元警察官のコメンテーターとして活躍中の佐々木成三さん。この記事では、佐々木成三さんがコメンテーター以外にどんな仕事をしているか調査し、スクールポリス理事やドラマの監修をする理由についてもまとめています。
佐々木成三のプロフィール
佐々木さんは埼玉県警に20年以上勤め、退職前は県警察本部刑事部捜査第一課の警部補、デジタル捜査班班長でした。
起きてしまった犯罪を取り締まる警察の仕事より、犯罪を防ぐことを仕事にしたいと考え、2017年に県警を退職しています。
生年月日:1976年11月13日
出身地:岩手県一関市
前職:埼玉県警捜査第一課
血液型:AB型
星座:さそり座
身長:175cm
趣味:野球
野球は埼玉県警時代に、先頭にたって警察官のチームを結成しました。
今も野球が趣味です。
佐々木成三が理事を務める一般社団法人スクールポリスとは
佐々木成三さんは一般社団法人スクールポリスの理事を務めています。
一般社団法人スクールポリスについて調べました。
一般社団法人スクールポリスの概要
児童生徒が犯罪被害に遭わないための環境づくりを支援するための機関として設立された団体です。
学校を対象とし、見えない脅威に悩んだり苦しんでいる学生や教職員を支援し、犯罪が起きない環境づくりをすることを目的にしています。
社団法人スクールポリスの所在地は埼玉県で、理事長の佐々木雄希さんは、苗字が同じですが、埼玉県育ちの方です。
佐々木成三さんは埼玉県警に勤めていましたが、出身は岩手県ですね。
一般社団法人の理事の仕事とは
社団法人スクールポリスHPの佐々木成三理事の挨拶には、以下のように書いてあります。
「犯罪を取り締まる側から犯罪を生まない環境作りを目指して」子どもたちが抱えるいじめ問題、SNSから巻き込まれる各種犯罪、不適切な動画投稿の問題点を指摘し、学校において子供たちの規範意識、社会観、価値観の歪みを是正する活動をしております。
佐々木成三さんと、この社団法人が目指すことは同じ方向ですね。
社団法人の理事とは、株式会社で言えば取締役にあたり、業務内容を決めて執り行うのが仕事だそうです
学校での講演
理事の業務の他に、佐々木成三さんはスクールポリスに於いて、学校での講演会の講師をしています。
テーマは、SNS対策、薬物対策、不審者対策などです。
佐々木成三さんは講演で、コミュニケーションの大切さやSNS対策を説いています。
長い間刑事を経験した私に基本概念があります。
1 他人のすべて気持ちはわからないこと
2 他人にすべての気持ちは伝わらないこと
3 自分は知らないことが多い
4 思い通りにいかないことが当たり前
学校において、コミュニケーションの重要性を説明し、犯罪を生まない環境作りを目指したい! pic.twitter.com/U3WdAisbMj— 佐々木成三 Narumi Sasaki (@narumi_keiji) March 7, 2019
受講者の感想の抜粋を紹介します。
僕は人との会話がとても苦手です。~中略~
そのせいで友との会話で誤解を招くことも相手を傷つけてしまうこともあります。
しかし、今日の講演を聞き、相手に言葉は伝わりにくいものだと理解することが大切だと分かりました。
僕は今まで言葉は必ず伝わるものだと思っていたので、成三さんの概念は僕にはとっても新しいものでした。
私は今回の講演会の話を聞いて、見えない部分も考える想像力の大切さを感じることができました。
自分の概念を取り払い新しい気持ちで物事を見ることは難しかったけど、それができた時こそ自分自身の成長へつながるものだと思いました。
引用:https://www.school-police.org/blank-1
佐々木成三の多方面に広がる活躍
佐々木成三さんは、お仕事の幅がどんどん広がっている様子が見て取れます。
セミナー、ワークショップなどの講師
スクールポリスは対象が学校ですが、個人では様々な場に出向いて講演をしています。
2019年には「犯罪被害者、交通被害者支援を考える交流会」での基調講演をしたとFBに投稿しています。
佐々木成三さんは、この交流会で講演をした後のご自身の感想も投稿しています。
被害者支援は答えがない。
だからこそ、支援する側は常に何をすべきか考え、被害者やその家族と寄り添えるコミュニケーションを身につけることが大事だと改めて認識しました。
佐々木成三さんが警察勤務の仕事で最も辛かったのは、取返しのつかない状況で悲嘆する被害者やその家族に接することと振り返っておられます。
この交流会を経て、認識を新たにされるところに謙虚さが感じられました。
このような方が被害者支援を継続してくれることはありがたいですね。
講演は他のテーマでも行われています。
・犯罪を生まない環境づくり
・子供たちを犯罪から守る
・信頼を得るコミュニケーション術
・刑事の地頭を身に着ける など
講演会の対象者
・防犯講演会
・自治会
・学校関係者
・住職の方達
・介護サービス事業者
・大手企業トップセールスマン研修 など
ドラマの監修
その1つに2020年1月にスタートしたテレビ朝日のドラマ、「ケイジとケンジ」の監修があります。(番組は終了)
「ケイジとケンジ 所轄と地検24時」
放送まであと1日!!初警察監修作品として、とても素晴らしいドラマに巡り合い、感激しています 泣
写真はモトケイジとケンジ 笑#ケイジとケンジ #東出昌大 さん#佐々木成三 #警察監修 #ケイジとケンジ所轄と地検の24時 pic.twitter.com/IGYpG7sx5F— 佐々木成三(元捜査一課刑事) (@narumi_keiji) January 15, 2020
監修に当たり、佐々木さんはドラマの助監督と毎日メールのやり取りをしました。
刑事の所作や小道具でドラマにリアリティを出すだけでなく、色々なアイディアも求められたそうです。
多くの刑事ドラマが犯人逮捕で終わるのに対し、このドラマは逮捕した後のストーリーです。
佐々木さんは、犯人逮捕後に葛藤する刑事が描かれていることに魅力を感じたということで、人の気持ちを大切にする佐々木さんらしいと思いました。
最終回では、チョロッと出演もされていました。番組制作スタッフのアイディアかな?
ケイジとケンジ
終わってしまいました…
警察監修としてと携われたこと本当に光栄でした!最終回少し出演もさせていただきました! https://t.co/J6CycxqgB2 pic.twitter.com/pzBcCnnhuu
— 佐々木成三(元捜査一課刑事) (@narumi_keiji) March 13, 2020
本の執筆
2020年に入って、著書の出版が続きます。
『あなたのスマホがとにかく危ない~元捜査一課が教えるSNS、デジタル犯罪から身を守る方法~』
【電子書籍はこちら】あなたのスマホがとにかく危ないーー元捜査一課がおしえる SNS、デジタル犯罪から身を守る方法
スマホは使い方次第で、被害者になるだけでなく加害者になる可能性もあります。
スマホを持つ年代が低年齢化している中、親はわが子を守るために何を注意すればいいかがテーマです。
2月に発売され、ツイッターに読後の感想が出始めています。
読了。読んでよかった。
文章が平易で読みやすい。スマホで起きる恐ろしい事件やトラブルの数々。スマホ設定方法、SNS利用法。改めて見直すことが出来ました。
昨日一気に読破しました
現代のデジタル社会から身を守る方法がわかりやすく書かれていて、とても勉強になりました
『「刑事力」コミュニケーション: 優位に立てる 20の術』
Amazonのレビューをご紹介します。
デカとは究極のサービス業…発想がいいです! 普遍的で最重要必須事項がわかりやすく書かれていて、もちろんデカ以外の仕事にも相当なお役立ちとなります。数年に1冊のおススメです。
先入観、イメージで日常が彩られていることに気づきました。
物事の見え方、捉え方など勉強になります。警察を退職した動機については、熱いハートの持ち主だと確信しました!
頑張って下さい!
佐々木成三がコメンテーターで出演する番組
佐々木成三さんは、コメンテーターとしても活躍中です。
・ワイドスクランブル(テレビ朝日)平日10:25~12:00&12:50~13:40
・情報ライブミヤネ屋(読売テレビ)平日13:55~15:50
・有吉ジャポン(TBS)金曜深夜0:20~
・Abema的ニュースショー(AbemaTV)日曜12:00~
佐々木さんのコメントは、元刑事の体験や知識に裏打ちされいて説得力がありあります。
『逮捕の瞬間!警察24時 消えた犯人&謎の通報者を完全追跡SP』のような特別番組にも出演されていますね。
こういった特別番組は警察の方もよく見るそうなので、佐々木さんのコメントにも力が入るのではないでしょうか。
佐々木成三が様々な仕事にチャレンジする理由
佐々木成三さんは、「私のことを知ってもらうためにも、メディアで発言することは意味があると思っています。」とインタビューで答えています。
メディアに出ることが目的ではないのですね。
メディアでまず自分を知ってもらい、その先に、自分の考えを知ってもらいたい、知ってもらう機会を増やしたいという思いがあるのだと感じました。
誰でも犯罪の加害者にも被害者にもなりたくありません。
佐々木さんの犯罪を防ぐ活動を応援しています。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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