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アリア・ラシツケネ(ロシア)がインスタで訴えた内容とは?東京五輪の出場も気になる!

マリア・ラシツケネはロシアの走り高跳びの選手で、世界選手権で3連覇しています。
この記事では、ドーピング問題の影響で、アリア・ラシツケネ(ロシアの美人選手)が東京2020に出場できるのかをまとめています。この問題についての本人のインスタも調査しました。

マリア・ラシツケネのプロフィールと競技成績

 


プロフィール
氏名 マリア・アレクサンドローヴィナ・ラシツケネ(Mariya Aleksandrovna Lasitskene)
国籍 ロシア
出身 ロシア カバルダ・バイカル共和国
年齢 1993年1月14日生まれ 26歳
身長 180㎝
体重 57kg
旧姓 クチナ(Kuchina)
結婚 2017年3月17日

ロシア生まれのロシア人です。

美しいことでも世界的に知られ、美人選手と定評があります。

主な国際競技会の成績
2010年 17歳 ユースオリンピック1位 1m86
2011年 18歳 世界ジュニア記録を更新 1m97(モラヴィアハイジャンプツアー)
2013年 20歳 夏季ユニバーシアード 2位
2014年 21歳 夏季ユニバーシアード 1位
2015年 22歳 世界陸上北京大会1位
2017年 24歳 世界陸上ロンドン大会1位
2018年 25歳 ヨーロッパ選手権大会1位
2019年 26歳 世界陸上ドーハ大会1位

17歳でユースオリンピックで金メダルを獲得し、それ以降大きな大会で金メダルを取り続けています。
しかしながら、オリンピックに出場したことがありません。

その理由は、ロシアの組織的なドーピング問題です。

ロシアのドーピング問題

2015年に発覚した、ロシアが国家ぐるみで選手にドーピングを行っていた問題です。

2015年11月、選手の告発が元でロシアが組織的にドーピングをしていたことが発覚し、WADA(世界アンチ・ドーピング機構)がロシアのドーピングを認定しました。

この処分として、IAAF(国際陸上競技連盟)は、ロシアの選手に国際大会やオリンピックの出場資格を停止する処分を下したのです。

その後WADAの調査により、ロシアは選手への薬物投与、検査の不正、検体のすり替えなど悪質な違反を長期にわたり組織的に大量に行っていたことが判明しました。

しかも、それらがロシアのスポーツ省の指示であったことも明らかになり、1916年7月には、ロシアの国家ぐるみのドーピングと認定されました。

2016年のリオオリンピックの前に、WADAは組織的にドーピングをしていたロシアの全選手をオリンピックに参加させないようIOC(国際オリンピック委員会)に提案しました。

2016年リオ五輪

IOCはWADAの全選手オリンピック出場停止の提案を受け入れず、各競技の国際連盟に判断をゆだねました

そのため、ロシアは競技によってオリンピックに出場できるできないが決まりました。

ロシア選手団389人の内、出場できたのは271人でした。競技により選手の明暗が分かれ、陸上競技は出場禁止でした。

出場できたのは、シンクロナイズドスイミングや新体操、柔道、射撃、ボクシングなどで、金メダル19個を含む56個のメダルを獲得しました。

マリア・ラシツケネはリオ五輪出場を求め提訴

マリア・ラシツケネは、IAAF(国際陸上競技連盟)に出場停止が発表になったあと、スポーツ仲裁裁判所に提訴しましたが、棄却され、

2015年世界陸上北京大会で優勝し、オリンピック金メダルも当然狙っていたリオ五輪出場の道は絶たれました。

リオ五輪の前年に世界選手権で優勝。「ANA」中立選手として出場

 

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Победа на ЧМ в Пекине! #чм#пекин2015#легкаяатлетика#мариякучина#beijing#china#worldchampionship

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2018年平昌五輪でのロシア人選手団

ロシア選手としての出場は一切認められず、168人のロシア人選手が、個人選手として出場しました。

出場した選手は、ロシア代表とはされず、個人としての出場とされました。

コールされる時はOAR(Olympic Athletes from Rossia/ロシアからのオリンピック選手)」、国旗の代わりに五輪マークの旗国歌の代わりにオリンピック賛歌が演奏されました。

フィギュアスケートの金メダリスト、ザギトア選手もその1人でした。

2019年12月・ロシアに再び重い停止処分

「起こったことは恥だ」

WADAは、ロシアのドーピング発覚後、ロシア選手団に3年間国際大会に出場停止の処分を科していましたが、2018年にその処分を解除しました。

その際、ロシアが検査所のデータを提出することを条件にしており、ロシアはデータを提出し、改めて調査が行われました。

これは、WADAがロシアに主要な大会への出場権を取り戻す機会を与えたともいえるでしょう。

ところが、提出されたデータを調査した結果、多数の改ざんや削除が発見されました。

このロシアの不正の繰り返しは、WADAの調査チームや処分決定に関わったCRC(コンプライアンス審査委員会)にとっても衝撃だったに違いありません。

2019年12月9日、WADAはロシア選手団を、東京五輪も含む国際的な主要大会から4年間除外することを決め発表しました。

ロシア人選手の東京五輪出場は、厳しい審査を通った選手のみ個人資格で許されるという決定です。

この処分にロシアは、スポーツ仲裁裁判所に異議申し立てをする様相を見せています。

実際に訴えた場合、決着がつくのは2020年の3月か4月と見られています。

マリア・ラシツケネがSNSで訴えたこと

2019年12月のWADAの発表を受けて、東京五輪出場に意欲を燃やしていたロシア人の選手や関係者の落胆は大きいと思います。

クリーンな選手や関係者の憤りは、処分の結論に対するものではなく、ドーピングを浄化が進まないロシアに向けられています。

マリア・ラシツケネ選手は、スポーツ系のウエブサイトに公開質問を投稿しました。

内部調査は行われたのか。誰か処分は受けたのか」「なぜロシア陸上界がいまだに禁止薬物を使い、ドーピングで捕まった選手のコーチが仕事を続け、責任ある立場の人間が公式文書の改ざんを続けているのか

引用:https://www.afpbb.com/articles/-/3259019

自分のインスタグラムにも、

「自分たちは既に4年を失った。純粋なアスリートは無防備で、明日パフォーマンスする機会があるかどうかはわからないのだ」と投稿しています。

 

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Министру спорта РФ и главе ОКР Уважаемый Павел Анатольевич, ВФЛА в нынешнем формате и составе спасут лишь резкие меры: от скорейших внеочередных выборов, нового устава, глобального пересмотра всей структуры, вплоть до лишения государственной аккредитации. В России есть удачный опыт боксеров, паралимпийцев, изменивших всё и за более короткие сроки. Никаких «подождем до окончания расследования» или «назначим пока кого-то из заместителей» не должно быть. Новая команда, задача которой была вывести нас из допингового кошмара, оказалась ничем не лучше старой. А в чем-то даже хуже. Шляхтин и его команда должны незамедлительно покинуть занимаемые посты и больше никогда не возвращаться. И я буду добиваться этого. С вашей поддержкой или без. Уважаемый Станислав Алексеевич, После весеннего заседания Совета при президенте РФ по развитию физ. культуры и спорта глава государства утвердил перечень поручений. В одном из них ОКР рекомендовано в срок до 2 декабря принять исчерпывающие меры по восстановлению членства ВФЛА в ИААФ. Как член комиссии атлетов ВФЛА я надеюсь на то, что ОКР опубликует в открытом доступе информацию о том, что было сделано вашей организацией в этом направлении за последние полгода. Думаю, что атлеты имеют право знать, как им помогают. Уважаемые Павел Анатольевич и Станислав Алексеевич, Вы регулярно говорите, что спортсмен — самая важная часть олимпийского движения и спорта в целом. Пришел тот момент, когда необходимо это наглядно продемонстрировать не на словах, а на деле. Наша легкая атлетика в агонии и медлить больше нельзя. Мы уже потеряли 4 года. Чистые атлеты все ещё беззащитны и не уверены в том, что завтра они получат возможность выступать. В российской легкой атлетике, как и в стране в целом, есть много достойных и думающих людей, которые хотят и могут что-то изменить. Поэтому не стоит ссылаться на то, что у нас некому будет заменить Шляхтина и его команду. Это неправда. Тоже самое относится и к разговорам о невозможности заменить тренеров, чьи «методы» всем прекрасно известны, а они продолжают работать в сборной. Очень надеюсь на то, что мы все-таки плывем с вами в одной лодке и действительно хотим перемен.

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この投稿をグーグルで翻訳した者が以下の文章です。意味が通じない箇所がかなりありますが、そのまま載せますので想像も働かせながらお読みください。

親愛なるパベル・アナトリエヴィッチ、
現在の形式と構成のVFLAは、早期の選挙、新しい憲章、構造全体のグローバルなレビューから、国家認定の剥奪を含む抜本的な措置によってのみ保存されます。ロシアでは、短時間ですべてを変えたパラリンピックのボクサーの成功例があります。

「調査が終了するまで待つ」または「代理人の1人を任命する」ことはできません。ドーピングの悪夢から抜け出すことを仕事とする新しいチームは、古いチームよりも優れていませんでした。
そして、いくつかの点でさらに悪化します。 Shlyakhtinと彼のチームは、投稿をすぐに残して、決して戻らないようにしなければなりません。そして、私はこれを達成します。サポートの有無にかかわらず。

親愛なるスタニスラフ・アレクシーヴィッチ、
物理学の発展のための大統領評議会の春の会議の後。文化とスポーツ、国家元首は指示のリストを承認しました。そのうちの1つでは、ROCは12月2日までに、IAAFのVFLAメンバーシップを回復するための包括的な措置を取ることを推奨しました。

VFLAアスリート委員会のメンバーとして、ROCが過去6か月間にこの方向で組織が行ったことに関する情報をパブリックドメインで公開することを望みます。アスリートには、自分がどのように助けられているかを知る権利があると思います。

親愛なるパベル・アナトリエヴィッチとスタニスラフ・アレクゼーヴィッチ、
アスリートは一般的にオリンピックの運動とスポーツの最も重要な部分であると定期的に言います。これを言葉ではなく行為で明確に示す必要があるときが来ました。

私たちの運動は苦しみ、あなたはもう長引くことができません。すでに4年を失いました。純粋なアスリートはまだ無防備であり、明日、彼らがパフォーマンスする機会があるかどうかはわかりません。ロシアの陸上競技では、国全体と同様に、何かを変えたいと考え、変えることができる多くの価値のある、考えている人々がいます。

したがって、Shlyakhtinと彼のチームを置き換える誰もいないという事実を参照しないでください。これは真実ではありません。同じことは、「方法」がすべての人によく知られているコーチを交換することは不可能であるという会話にも当てはまり、彼らはチームで働き続けます。

それにもかかわらず、私たちが同じボ??ートであなたと航海し、本当に変化を望んでいることを本当に願っています。

今後は自分の(東京五輪)出場のために闘う。選手は一人で闘い、我々のスポーツ界の幹部たちは口先だけだ

引用:朝日新聞

マリア・ラシツケネ選手は、母国ロシアを離れて生活し、世界大会で優勝しても国歌も国旗も掲げてもらえない孤独な闘いを続けています。

それでも、国籍を変えることは考えていないということです。

ロシアのスポーツジャーナリスト連盟の賞を受賞したこともあるようです

東京五輪でも誰の助けもなく、一人で闘い続けることとなったマリア・ラシツケネ選手。

オリンピックでは、実力を100%フルに発揮されることを祈っています。

東京2020でもこんな笑顔が見たい!


最後まで読んでくださり、ありがとうございました。