女性でありながら好んで野宿をしているかとうちあきさんとはどんな人?!驚きの行動は趣味なのか?それとも何か信念があるのか?
この記事ではかとうちあきさんの年齢や経歴、結婚しているのかなどをまとめました。
かとうちあきの年齢と学歴
生年 1980年生まれ 39才
出身 神奈川県横浜市
出身高校 法政大学付属高校
最終学歴 法政大学社会学部卒業
父親の職業 会社員
プロフィールを見る限りでは、特に変わったことはない女性です。
中学生の頃は、映画でスタンドバイミーやイージーライダーなど、主人公が野宿をする映画をずいぶん見たそうです。それらの映画の影響で野宿へのあこがれが募ったらしいですよ。
「野宿こそ青春!」と思ったかとうさんは、高校2年で、親にはただ「旅行に行く」とだけ告げ、奇跡的にクラスにもう一人いた野宿に興味を持つ女子と二人で初の野宿旅に出ました。
側溝、つまり道の脇にある溝にはまるように寝たのが初野宿。場所は自宅からわりと近い横浜の戸塚です。
かとうさんが後で知ったことには、側溝に寝るのはかなり危険な行為だそうです。そうですよね、ゲリラ豪雨みたいな雨が降ったら溺れますよね。
かとうさんは野宿を1回やってみるだけでは飽き足らず、これが野宿を繰り返す人生のスタートとなりました。
高3の夏休みは野宿旅行に費やして、青森から下関まで縦断し、公園はもちろん浜に停めてある船の中で寝るなど、様々な野宿体験をしました。
その時に、色々な人に声をかけてもらう経験をし、野宿をしていると自分も人に優しくなれることに気づいたそうです。
出身高校は法政の付属高校で女子高だったそうなので、法政国際高校ではないかと思われます。
高3の夏に野宿旅行をしたかとうさんですが、大学は付属高校から法政大学に進学し、社会学部を卒業しました。
その後のかとうさんの経歴は後述しますが、見ていただくと社会学に関心があることがうかがい知れると思います。
かとうちあきの経歴と現在の仕事
加藤さんは、アルバイトで介護の仕事をし、そのままそれを職業とした時期もあるようです。
今は–野宿の魅力を広めるために人生をより低迷させる旅コミ誌–「野宿野郎」の編集長を務め「野宿入門」「新しい野宿」などの著書も出しています。

https://nojukuyaro.ga/より
更に、人からもらったものを販売する「お店のようなもの」もやっています。
かとうさんは、時間に縛られるのが嫌いで時間にはアバウトな様子ですが、この「お店のようなもの」の「ようなもの」にもアバウト感が感じられて、自由人なのだなーと思います。
かとうさんの自由さが伝わるツイートを見つけましたよ。↓↓↓
トイレがずっとあかなくって漏らしそうだったから男性用(立ってするほうの)トイレでおしっこしたんだけど、鍵かからないってこと初めて知った。鍵かけたくないん? 新幹線なのに? なぞ。
— かとうちあき(のようなもの) (@kanegonn) August 14, 2019
かとうちあきは結婚しているか
こんなユニークな野宿好きの女性が結婚しているのかどうかは、かなり気になるところです。
そして、かとうさんは、ご結婚のようなものをしていました!
2017年に、「野宿婚」という、なんだそりゃ?!な結婚をされています。
横浜の山下公園で仲間が集まり、踊り、歌い、食べ、結婚制度反対のデモ行進をし、最後は野宿をするという宴を上げています。
「野宿婚という結婚」というより「野宿婚という結婚式」なのではないか?と私は思ったのですが、ご本人達はご自分たちの結婚そのものを「野宿婚」と思っているようです。
また、「祝 結婚のようなもの」とか「それデモ結婚したい」と書いた紙を新郎の紋付に貼った姿で、「Marriage is over」「不入籍」など、結婚制度を否定する言葉を書いたプラカードをもって、参列者と共に山下公園内をデモ行進したそうです。
この、国が決めた結婚制度や人生のあり方などに強い疑問をもつところに、社会への関心を感じて、大学で社会学部に進んだことが腑に落ちる人となりです。
かとうちあきの夫のような人(?)は映画監督
野宿をするだけでなく、結婚も常識を覆すかとうさんのお相手はどんな男性か気になりますよね?!
お相手は、藤川桂三さんという映像監督やテレビ番組の制作をしている方でした。
生年 1968年生まれ 51才
出身 香川県
最終学歴 中央大学社会学科卒業
職業 映画監督/テレビ番組制作
監督した映画に2012年に公開された「石巻市立湊小学校避難所」があります。
「石巻市湊小学校避難所」は、東日本大震災の避難所に半年間滞在して撮影し避難者の本音を引き出したヒューマンドキュメンタリー映画です。
社会派の骨太のドキュメンタリーとも言えるでしょう。
私は予告編しか見ていないのですが、人への愛情が豊かな人が創れる映画だと感じました。
「~~のようなもの」というアバウトな表現をしながらも、実はしっかり社会のことを考えている「ご夫婦のような」2人なのだと思います。
かとうちあきが野宿をやめられない理由
かとうさんは野宿が楽しくて楽しくてやめられない!というわけではないようです。
「外って気持ちいい!」と思う時と、外で寝ることが心細くて「屋根や壁がある所で寝られることは有りがたい」と実感する時があるそうです。

水道があって鍵もかかる多機能トイレは、安心して体をふくこともできる。かとうさんにとっては、まるでホテル!
野宿を繰り返していても心細さは消えないそうで、それならなぜそんなに野宿を続けるの?と疑問ですよね。
「朝が来たらそれだけで嬉しい、喜べる。家で寝ていたらそんなことは思わない。それが野宿の醍醐味です」とラジオのインタビューと答えています。
野宿をしていると、声をかけてきて家に泊めてくれる人がいるそうです。世の中捨てたもんではないですね。
普通では経験できない他人との関わりも、野宿の魅力のようですよ。
かとうちあきが勧めるの野宿入門
かとうさんは、野宿未経験者に野宿に挑戦してほしいと思っています。
野宿入門者にオススメの野宿スポットは近所の公園や駅。
最初から大自然の中はちょっと怖いので、嫌なら帰れるくらいの場所がおススメだそうです。
私としては、近所の公園なんかで寝ていて知っている人に見られたら大変!と思ってしまいますけどね。
かとうさんは、野宿ができればいざという時も慌てずに自由な気持ちで選択ができる。世間体なんていうものにとらわれていてはいけないとインタビューで言っています。
スケールが大きい。まさに壁と屋根をとっぱらった野外の人です。
私が野宿をやってみるなら春か秋に星がきれいな所でやってみたいなー。
野宿に関心を持った方、是非お試しください!
★かとうさんも欲しがる野宿にオススメの寝袋が紹介されています↓↓↓
リトルトーキョーライフで通販のレジェンド松下が紹介した最強寝袋はこれ!
お読みいただきありがとうございました。
「野宿入門」(草思社文庫)はこちら
「新しい野宿」(亜紀書房)はこちら
「野宿もん」(徳間書店)はこちら
かとうちあきのお仕事のようなもの関連
「野宿野郎」のホームページはこちら
おみせのようなもの のホームページはこちら
藤川桂三の著書
「石巻市立湊小学校避難所」(竹書房新書)はこちら