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井口理(キングヌー)は真面目さが俳優に向いている?出演映画と今、見られる作品は?

キングヌーのボーカル井口理さんは役者としても活動をしています。映画はインディーズ映画の出演が多いため、大手の映画館で上映する機会が少ないのですが、出演作の『佐々木、イン、マイマイン』が2020年年末に全国で上映されています。

また、もう1つの出演作『劇場』はコロナ禍の影響で配信で見られるようになっています。

この記事では、『佐々木、イン、マイマイン』の上映館や『劇場』を配信で見る方法と、井口理さんの出演作や俳優活動についてをご紹介します。

井口理が出演する『佐々木、イン、マイマイン』

『佐々木、イン、マイマイン』の作品紹介

青春時代のヒーローだった友人の思い出を振り返りながら、仕事も私生活も行き詰っている青年が一歩を踏み出す姿を映し出す青春映画です。

あらすじ
俳優を志し上京した三谷悠二は、鳴かず飛ばずの日々を送り27歳になっていた。

ある日、高校の同級生・多田と再会。在学当時、彼らの中で絶対的な存在だった佐々木に話が及ぶと、悠二の中で、当時の記憶が蘇る。

やがて後輩に誘われ、ある舞台に出演する事になった悠二は、稽古が進むにつれ次第にその内容が過去と現在にリンクし始め、彼の日常を急加速させていく。

その矢先、数年ぶりに佐々木から電話が入り、悠二の脳内で“佐々木コール”が鳴り響く……。

監督:内山拓也
脚本:細川岳
撮影:四宮秀俊

内山監督は、King Gnuの「The hole」のMVを監督しています。
1992年生まれ。スタイリストとして映画制作に関わるうちに、映画制作に夢中になり、中野良太監督に師事し映画監督になったという経歴。

初監督作は『ヴァニタス』で、ぴあフィルムフェスティバルアワードで2016年に受賞しています。

キャスト

  • 藤原季節 映画やU-NEXTオリジナルドラマなどに出演
  • 細川岳『ヴァニタス』などの映画に出演。この作品の脚本を書いた
  • 萩原みのり『表参道高校合唱部!』でデビュー
  • 遊屋慎太郎 モデルとしても活動、舞台にも出演
  • 森優作 映画やNHKの朝ドラ、舞台に幅広く活躍
  • 小西桜子 「初恋」のオーディション合格で話題の人となった
  • 河合優実 映画の他、森永inゼリーのCMに出演している
  • 鈴木卓爾 脚本などスタッフだったが94年から俳優としても活動
  • 村上虹郎 映画、舞台に出演。日本アカデミー賞優秀助演男優賞受賞
  • 井口理 King Gnuのボーカル、映画にも出演
インディーズ映画や舞台などの出演が多い実力のある俳優が沢山出演しています。

井口理出演の経緯

キャストはオーディションがあり、井口理さんもオーディションを受けて合格し出演が決まりました。

内山監督は、King Gnuの「thehole」のMVを撮っていて、井口さんとは元々友達です。

井口さんは、オーディションを受けずに、直接監督に出演したいと話をすることもできたでしょう。
ですが、「友達だからこそちゃんと手順を踏んでいかないと失礼」と考えた井口さんは、オーディションに応募しました。
ゼロからちゃんとスタートしようと思ったそうです。

こういうところ、井口さんは真面目です。

Mステでふざけるシーンが注目されがちですし、ラジオでDJをやっていた時も、面白いトークが評判でした。

ですが、トークの中にも、同居していた新井さんへの感謝や、家族や故郷の人への思いなど、繊細で真面目な様子が伝わることが多かったです。

そんな井口さんだから、King Gnu以外の活動も、真面目にきちんと取り組むことを考えたのだと思います。

『佐々木、イン、マイマイン』の出演者は実力派揃いなので、井口さんには緊張感がある現場だったのではないでしょうか。

 

オーディションで役を獲るってカッコイイ!

内山拓也監督と井口理のインタビュー

井口さんは、クランクイン前にこの作品のクラウドファンディング募集のサイト(MOTION GALLERY https://motion-gallery.net/projects/sasaki)で、

自分に与えられたこの場所に対して、できること、できないこと、それぞれしっかり見つめて向き合っていきたいです。この作品の一部となれること、誇りに思います。

とインタビューに答えています。

そんな井口さんのことを内山監督は、
「作品や役への向き合い方や現場での居方みたいなものから伝わってくる“真面目さ”が凄くある。」

「ひたすら心の内側を覗き込むようなことを一緒にやりたいな。」と言っています。

そして、井口理さんも、「内面を表現するような映画にも挑戦したい」と話しています。

 

ふざけることが多い井口さん、実は繊細で真面目なのです!

『佐々木、イン、マイマイン』の評判

ラスト10分。抱き締めたいほど眩しい一瞬。あの興奮を、青春と呼ばず何と呼ぶ!@iieiganideaitai

「あなたは私の青春そのもの」そんな荒井由実の歌詞がリフレインし淚。冒頭のチャリでグッと引き込まれて、もう佐々木最高じゃんって。後半になると佐々木の演技というか間に心掴まれっぱなし。今年一番の邦画がとうとう現れましたよ。@hiropon502

『佐々木、イン、マイマイン』、エンドロール終わるまで誰ひとりとして席立たなかったな。大体どんな映画も何人か帰るけど、一人も席立たなかった。エンドロールまでよかったという事ですね。今年は映画館で邦画いっぱい観られるからうれしい!@1234567890ring

キャストはあってたのかもだが、もうちょっと、主人公側に起承転結があってもよかったかも。ぶっ飛んでるキャラクター×日常の題材なので、想像を超えなかった時の落胆が少しある感じ。映画.com/TMさん

『佐々木、イン、マイマイン』が新藤兼人賞銀賞受賞

2020年12月4日、第25回新藤兼人賞で、銀賞受賞しました。

 

井口さんも喜んでいるでしょう!

『佐々木、イン、マイマイン』の全国の上映館

上映が予定されている映画館です。
上映スケジュールは、各映画館の公式サイトでご確認下さい。

北海道

  • 札幌シネマフロンティア 11月27日(金)~上映
東宝地方

  • 青森 フォーラム八戸 12月25日(金)~上映
  • 岩手 盛岡中央映画劇場
  • 宮城 チネ・ラヴィータ 11月27日(金)~上映
  • 山形 フォーラム山形 2021年1月15日~上映
  • 福島 フォーラム福島 12月25日(金)~上映
関東地方

  • 埼玉 MOVIXさいたま 11月27日(金)~上映
  • 埼玉 TOHOシネマズららぽーと富士見 11月27日(金)~上映
  • 埼玉 MOVIX三郷 11月27日(金)~上映
  • 千葉 T・ジョイ蘇我 11月27日(金)~上映
  • 千葉 TOHOシネマズ流山おおたかの森 11月27日(金)~上映
  • 千葉 USシネマちはら台 11月27日(金)~上映
  • 東京 新宿武蔵野館 11月27日(金)~上映
  • 東京 渋谷シネクイント 11月27日(金)~上映
  • 東京 池袋シネマ・ロサ 11月27日(金)~上映
  • 東京 TOHOシネマズ錦糸町 11月27日(金)~上映
  • 東京 TOHOシネマズ府中 11月27日(金)~上映
  • 東京 吉祥寺プラザ 11月27日(金)~上映
  • 東京 Kino Cinema 立川高島屋S.C.館 11月27日(金)~上映
  • 神奈川 TOHOシネマズららぽーと横浜 11月27日(金)~上映
  • 神奈川 イオンシネマ新百合ヶ丘 11月27日(金)~上映
中部地区

  • 新潟 イオンシネマ新潟南 11月27日(金)~上映
  • 新潟 イオンシネマ県央 11月27日(金)~上映
  • 石川 イオンシネマ御経塚 11月27日(金)~上映
  • 山梨 TOHOシネマズ甲府 11月27日(金)~上映
  • 長野 長野グランドシネマズ 11月27日(金)~上映
  • 静岡 静岡東宝会館 11月27日(金)~上映
  • 静岡 シネプラザサントムーン 11月27日(金)~上映
  • 愛知 センチュリーシネマ 11月27日(金)~上映
  • 愛知 TOHOシネマズ木曽川 11月27日(金)~上映
  • 三重 109シネマズ四日市 11月27日(金)~上映
近畿地区

  • 京都 MOVIX京都 11月27日(金)~上映
  • 大阪 大阪ステーションシティシネマ 11月27日(金)~上映
  • 大阪 TOHOシネマズなんば 11月27日(金)~上映
  • 大阪 MOVIX堺 11月27日(金)~上映
  • 大阪 MOVIX八尾 11月27日(金)~上映
  • 兵庫 シネ・リーブル神戸 11月27日(金)~上映
  • 兵庫 TOHOシネマズ西宮OS 11月27日(金)~上映
  • 和歌山 ジストシネマ和歌山 11月27日(金)~上映
中国・四国地区

    • 鳥取 MOVIX日吉津 11月27日(金)~上映
    • 島根 T・ジョイ出雲 11月27日(金)~上映
    • 岡山 イオンシネマ岡山 11月27日(金)~上映
    • 広島 広島バルト11 11月27日(金)~上映
九州・沖縄地区

  • 福岡 KBCシネマ 11月27日(金)~上映
  • 熊本 TOHOシネマズ熊本サウラマチ 11月27日(金)~上映
  • 大分 TOHOシネマズ大分わさだ 11月27日(金)~上映
  • 宮崎 宮崎キネマ館 2021年1月2日~上映
  • 鹿児島 天文館シネマパラダイス 11月27日(金)~上映
  • 沖縄 ミハマ7プレックス 11月27日(金)~上映

 

感染対策して是非見にいって!

『劇場』を配信で見る方法

映画『劇場』の原作は、お笑い芸人の又吉直樹さんが書いた小説です。

井口さんは、この『劇場』に監督の行定勲さんからのオファーで出演しています。

行定勲監督は、元々は映画は映画館で見てもらいたいという考え方でしたが、コロナ禍において、配信の話をAmazonプライムから持ち込まれました。

Amazonプライムが、この作品をきちんと評価してくれたことや、全世界に配信すると言ってくれたことで、考え方が変わり、商業映画の一つの形として配信の話を承諾したそうです。

Amazonプライムビデオに登録すれば『劇場』を見ることができます。

『劇場』の作品紹介

あらすじ
劇団「おろか」で脚本家兼演出家を担う永田(山﨑)。しかし、前衛的な作風は上演ごとに酷評され、客足も伸びず、劇団員も永田を見放す。解散状態の劇団の現実と、演劇に対する理想。悩む永田は孤独を感じていた。

そんなある日、永田は街で自分と同じスニーカーを履いている沙希(松岡)に声をかける。突然の出来事に沙希は戸惑うが、様子がおかしい永田が放っておけなく一緒に喫茶店に入る。

女優になる夢を抱き上京し大学に通っている学生・沙希と永田の恋はこうして始まった。

永田は沙希の部屋に転がり込み一緒に住み始める。沙希は自分の夢を重ねるように永田を応援し続け、永田もまた自分を理解し支えてくれる沙希を大切に思いつつも、理想と現実との間を埋めるようにますます演劇に没頭していき・・・


監督:行定勲
脚本:蓬莱竜太
原作:又吉直樹
キャスト

  • 山崎賢人 劇団「おろか」で演出と脚本を担う永田役
  • 松岡茉優 永田を支える沙希役
  • 寛一郎 永田と劇団と立ち上げる野原役
  • 伊藤沙莉 劇団の元団員青山役
  • 浅香航大 小峰の劇団の団員
  • 井口理 永田のライバルで劇団「まだしんでないよ」主宰小峰役

 

ダメ男なんだな、永田が。

井口理出演の経緯と行定監督の談話

行定監督は、大ヒットする前からKing Gnuを知っていて、King Gnuがブレイクする前に既に撮影を開始しています。

井口さんが演じた小峰は「ちょっとエリートで底が見えない」ような人柄で、主人公の永田のライバル的な存在です。

この小峰のキャストの人選について行定監督のラジオでの対談が記事になっています。

行定監督は、「圧倒的なライバルをキャスティングするって、すごい難しくて…俺、すっげー考えたんだよ、いろんな人」と、キャスティングに悩んでいたことを明かします。

漠然と、「得体の知れない奴がいいと思って。あんまりパブリックイメージが、まだ無い人」と考えていた時、行定監督はKing Gnuの曲をよく聞いていたそう。

すると、King Gnuの楽曲「The hole」の美術を務めたというスタッフから、「井口さんって、演技やってたみたいですよ?」と報告があり、行定監督は井口さんに連絡を入れたそうです。

引用:https://coconutsjapan.com/entertainment/iguchisatoru-yukisadaisao/40168/

こんな風に人選を考えた末のオファーなんて、井口さんいとっては光栄だったのではないでしょうか。

2020年2月、情熱大陸にKing Gnuが出演した時、井口さんがアフレコでセリフを録音するスタジオに居る場面がありましたが、あれが『劇場』のアフレコでした。

井口さんはアフレコも真剣に体当たりで、行定監督は井口さんのアフレコに満足していたのですが、井口さん自身は納得がいかない様子で、何度かやり直していました。

行定監督は、井口さんについて次のように語っています。

役者に向いてはいるよね。真面目さと振り切り方。すごくレンジが広いというか。

行定監督にこう言って貰った井口さん。
謙虚になりすぎず、自信をもってこれからも色々な役柄を演じて見せて欲しいです!

 

井口さん!常田さんよりかっこいいよ!

『劇場』見た人の評判

夢を追いかけたことがある人ならば、誰もが共感し、そして身悶えるほどに切なさを味わう。映画.comより

行定勲監督は人間描写に長けているので、2人の「根本的な信頼感」と「いつ崩れてもおかしくない繊細さ」が交差して進んでいく描写が、一つ一つ胸に突き刺さる。
演劇しかない永田に対して、沙希が永田のためにどんどん身を削っていく姿はいびつにも思えるが、両者とも「純粋」である点が本作の見どころの一つである。

そんな2人の理想と現実がどのような結末を迎えていくのかは、是非ご自身の目で確かめて欲しい。映画.comより

井口理の役者歴

<学生時代は舞台演劇>

井口さんは、学生の頃からアガサクリスティー原作の芝居などに役者としてかかわっていました。

<映画の初出演作は『ヴィニルと烏』
2019年公開のいじめをテーマにした社会派映画です。

1分半ほどの予告編に井口さんがかなりばっちり写っています。

<ドラマ仕立てのCMに出演>

2020年は、野村不動産のCMに主演しています。

<報道やドキュメンタリーのナレーション>

テレビ朝日の報道ステーション、NHKのドキュメンタリーなど、ナレーションの仕事も増えています。

NHKのドキュメンタリーのナレーション歴

『イマジンは生きている ジョンとヨーコからのメッセージ』
12月24日に再放送あり!22時~NHK総合

『目撃!にっぽん』
2020年3月22日放送「待ちわびた帰り~震災9年 身元不明者を探して~」
この番組は、U-NEXTの見逃し配信で今からでも見ることができます。

この、『イマジンは生きている ジョンとヨーコからのメッセージ』は、ジョン・レノンとオノ・ヨーコを取り上げていて、井口さんは自身のツイッターで

ナレーションさせていただきます。
ふたりの生き様、互いの愛の深さに目頭が熱くなりました。

と振り返っています。

以上のように井口さんは、ボーカリストとしてだけではなく、演技の世界でも活躍していて、これから更に私達を楽しませてくれそうです。

楽しみです!

『劇場』はAmazonプライムビデオ
井口さんがナレーションをしたNHKの番組の見逃し配信はU-NEXTです。

AmazonプライムビデオやU-NEXTは無料お試しができます。詳しくは、それぞれの公式サイトや、こちらの記事をご覧ください。無料お試し期間ありの映画サブスクを一覧で比較!目的別のおすすめは?